2016年6月11日土曜日

人が人を喰っている 魯迅の「狂人日記」 最近のTV報道番組、ワイドショーを見て思い出しました

私が中学生の時に読んだ魯迅の「狂人日記」。
本を読むと、行と行の間から「人が人を喰っている」という文字が見える というくだりがあった。


結構、難解な小説ですが、「人が人を喰っている」というのがとても衝撃的で、印象的でした。




人を喰った話というのがあります。人を人とも思わぬ横柄な態度ということのようですが、最近のTVでは人の生き血を吸って、口のまわりが血塗られているのに気付かずに平気でいるような人の映像も見せられているようで、こちらの精神衛生も心配になる。




しかし、TVやマスコミの寵児(ちょうじ)という感じでもてはやされた竹村健一はアメリカ追随の原発推進論者と今では締めくくられているが、もてはやしたTVなどは今は一顧だにしない。




竹中平蔵も人を喰った語り口で、小泉純一郎首相の「構造改革」路線の旗振りをしていたが、労働条件の切り下げや貧困層の拡大で経済成長しない国へのかじ取り役だった。




今、時の人となっている都知事も国際政治学者のふれこみでテレビが担ぎ出したように思える。
TVが重宝してコメンテーターとして担ぎ出すような人物は信用できない人があまりに多くないか。




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