2016年6月26日日曜日

長寿県 長野県の30年来の減塩の取組と成果に学ぶ

 近年、減塩の取組を30年来たゆまずすすめた長野県が具体的に男女とも都道府県別で最長寿となったこと、高齢者の一人当たり医療費などで優秀な成果を収められていることがTV番組などで紹介されています。


 厚生労働省が5年ごとに改訂して発表する食品摂取基準で2010年のナトリウムを食塩に換算した、いわゆる塩分摂取基準を日量で 成人男性9g 成人女性7.5gとしていましたが、2015年、(昨年)4月から成人男性8g、成人女性7gとされている。塩分の過剰摂取が高血圧を引き起こし、高血圧が脳卒中、心臓病、腎臓病など命に関わる疾患を招くといわれています。



 日本人は塩分の7割を食塩そのものではなく調味料をふくめた加工食品などから摂っているといわれています。


具体的な減塩のすすめ方として、目標摂取基準を知ることが出発と思う。


日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要

の29ページに下記の表が掲載されている。

食塩相当量しか表示されていないのは食品成分表示がナトリウム○○○mgと表示されているのに不親切だし、この表中のナトリウムと食塩の換算係数は 2.5 を使用している。
大ざっぱに 食塩1gはナトリウム400mg相当というのも2.5を係数としている。

成人男性の目標(日量) 食塩相当8gは ナトリウム3150mg(係数2.54)
                          3200mg(係数2.5)

成人女性の目標(日量) 食塩相当7gは ナトリウム2756mg(係数2.54)
                                      2800mg (係数2.5)
ナトリウム量を食塩量により正確に換算するには2.54をかければよいということでA社のあるポテトチップスの袋全体の内容量全体で65gのうち、ナトリウム量297mg 2.54 をかけると0.75438gでパッケージには食塩相当量で 0.8 としている。
B社のスナック菓子のある商品では袋全体の内容量(内容量46g)全体でナトリウム量は 216mg2.54をかけると0.5486gとなるが、パッケージの表示では食塩相当量0.5gとなっている。


2.54でも2.5でも大差はない感じもする。













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