2020年7月4日土曜日

コロナウィルス災禍のもとでこそ「誰一人取り残さない」の理念で

私が福崎町議会6月定例会で行った一般質問の要旨を紹介します。

コロナウィルス災禍 「誰一人取り残さない」の理念で

 

     6月町議会定例会で石野光市議員が一般質問を行いました。その主な内容を掲載します。 

SDGs

(エスディージーズ)の理念で

 持続可能な開発目標SDGsは国連で採択された2030年までに達成しようとする国際目標です。外務省のホームページでも「地球上の“誰一人取り残さない”ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます」と紹介しています。

 今、コロナウィルス災禍が起こり、経済的な困難をはじめ、さまざまな方面で苦境が表れていますが、こうした時こそ、このSDGsの理念である「誰一人取り残さない」が、町としても施策を発案、検討、実施する上で重視すべきと考えるが、どうか。

 適切な対策が実行されなければ、人災の性格となるともいわれており、コロナウィルス感染による影響、苦難を個人責任や自己責任とする考え方はまちがっていると考えるが、どうか。

副町長 もちろん大切な観点だと思っています。SDGsは25条などにもそった内容で、町としても総合計画をはじめ同様の方向性で取り組んでいます。

 コロナウィルスの直接、間接の被害は個人責任でなく、適切な情報提供・支援を早急にということが求められていると考えています。

 

特別定額給付金の申請、給付

 6月4日現在、7799世帯の内、7321世帯が申請済み、4379世帯に支給済みと聞いたが、最新の状況は。

健康福祉課長 6月15日現在、申請済世帯は7538世帯で、7444世帯に支給済みとなっています。

 マイナンバーカードでのオンライン申請で、報道にあったように①世帯主による申請が原則②暗証番号と認証コードの2つの番号が必要③何度でも申請できてしまうという注意点や問題点があった。町として注意点等についての周知の考え方は。

健康福祉課長 今後、同様のケースがありましたら、システムの内容等について広報していきたいと思います。

 

 受給の意思のある未申請者への申請支援については、どうか。

健康福祉課長 お一人で申請できないという方については、申請支援を行っていきたいと考えています。必要な場合は職員が出向いていってということも考えています。

 

生活保護申請の手続きの簡素化

 厚生労働省が4月7日事務連絡で、申請業務の簡素化といえる内容が通知されている。町は県につなぐ位置付けと思うが、関係の民生委員さんには周知されているか。

健康福祉課長 感染防止等の観点からの対策を含め全国民生委員児童委員連合会からの文書を3月に各委員に通知しています。

 申請手続きについて必要最低限にとどめて次のステップに移っていくという理解でよいか。

健康福祉課長 はい。訪問時間は長時間にならないよう、電話で確認できるところは、電話でというような内容です。

 

(仮称)生計維持緊急貸付金

 県社会福祉協議会の制度で、コロナウィルスの直接・間接の影響で生活困難になった世帯に1年据え置きで、後の2年間で返済すれば、無利子で10万円、要件に合えば20万円の融資が申請から1週間から10日間で振り込まれるという緊急小口資金と総合支援資金の貸付制度が行われ、各市町の社協が窓口となって受け付けています。

 たつの市では、生計維持緊急貸付の制度が設けられています。たつの市社協を窓口として、たつの市の資金を、緊急小口資金の借受者に最大20万円を2回まで貸付し、返済は1年据え置きでその後の4年間で行えば、無利子というもの。先日、たつの市役所を訪れ、関係資料を担当課に提出している。

 今、多くの方がさまざまなキャッシュレスで買い物できるカードを持たれている。そうしたカードはキャッシング機能といって、20万円まではCD(キャッシュディスペンサー)で一瞬にして借りられるという例が一般的なようだ。

 しかし、こうした借入を行うと、翌月から返済が始まり、金利も法定制限の上限近くに設定されていて、複数回の借り入れによって、ますます生活困窮に陥るという例が今までにもあったが、今の時期には特に危惧される。

 悪徳貸金業者の例も報道されている。

 こうした被害に合わないよう、啓発を行うとともにたつの市での例のような、町の資金による、社協を窓口とした融資制度の創設についての検討はどうか。

健康福祉課長 消費生活の面で行っている部分もあります。貸付金については社会福祉協議会で緊急小口資金で10万円、4人家族などでは20万円以内、それから総合支援資金については単身世帯で月額15万円、複数世帯で月額20万円、3か月の借り入れが可能となっています。生活保護他については役場健康福祉課も窓口として相談いただければ、いろんな窓口におつなぎするということはしています。

 

 セーフティネットという位置づけ、困った時には、これがあるという形での提示も励みになると思う。不利な融資の被害者とならないための施策についての検討はどうか

町長 今回のコロナ対策については区に、県、町の連携して、それぞれの分野で対応していくことが大切だろうと思っています。まだ町として必要なことがあれば、やっていきたいと思いますが、今のところ、対応できていると思っています。

 国民性というような問題もあるのか困っていてもなかなか行動に移せない、そのまま困窮に陥っていくというようなことが起こりがちだ。

 緊急小口融資の借受状況はどうか。

健康福祉課長 6月10日現在で緊急小口資金で33件の借入があったと聞いています。

 

小児ワクチン接種

 コロナウィルス感染拡大の影響で全国的にはしかや細菌性髄膜炎の発症を予防するワクチン接種率が全国的に低下傾向にあると聞く。当町での状況は。

健康福祉課長 当町では小児科医院の予防接種のみの時間帯を設ける工夫などもあり、昨年の同時期にくらべて目立った減少はありません。

 

学校トイレの悪臭問題

 マンション、アパートなどで一定期間使用後、空き室が長期間になると、特に水回りで悪臭が発生しやすいといわれている。

 コロナウィルス感染症対策として3月中から学校休業が政府方針として打出され、6月1日までの長期休業となった学校トイレ等の点検を行い、必要であれば対策が求められると思うが、どうか。

学校教育課長 休業期間中も職員が定期的に清掃していましたので、特に臭気が強まることはなかったという報告を受けています。

 

 田原小学校について一部問題があると聞いているが、どうか。

学校教育課長 田原小学校についても、同じくそのような苦情は入っていません。

 これから高温多湿の時期で、そうした問題にも引き続き十分な注意を払い、問題があれば速やかに対応されるよう求めておきます。