2015年7月10日金曜日

「ふつうの国」で連想すること

「国威発揚」という言葉がスローガンのように叫ばれた時代があったよう。
「西洋に追いつき、追い越せ」というのもあったよう。

 日露戦争に「勝利」した高揚感が災いしたと思われる。
軍備が巨大化したこと。軍部の発言力が強まったこと。言論の統制、弾圧が強まったことが壊滅的な敗戦への準備となったことは日本の近代史の基本といえる。
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「ふつうの国」をめざすというのも、明治後期の当時の気分をほぼ同じように再現したもののように思える。

自らを声高に、愛国者のようにいう人物は戦前にもいたが、今こそ歴史の教訓を大切にしなければならない。

良識ある新聞人が2度と戦争をあおるような誤りを繰り返さないと誓った時期があったことも忘れてはならないだろう。

 

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