今日のしんぶん赤旗に 若宮健著「なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか」祥伝社新書 の書評がでていた。
韓国では2006年パチンコを禁止し、1万5千軒あったパチンコ店がなくなり、闇営業に対しても徹底的に摘発したという。
韓国では、マスメディア(テレビ、新聞等)が批判キャンペーンを行い、韓国政府が依存症の危険性を認識して禁止に踏み切ったとのこと。
かたや、日本では今、経営破たんの武富士をはじめ、高金利のサラ金のCMを野放図に時間帯もお構いなしに流して、今、まさにパチンコ機に冬ソナだの大衆受けしそうなキャラクターを新機種として民放TV局の営業という感じで流している。
メディアとしての、国民の文化・教養の向上に寄与するといった理念もプライドも全く感じられない。
「韓国では、日本のように警察官僚が業界に天下りしたり、業界がテレビで堂々と宣伝することはなかった」と日本の「異常」を指摘しているという。
かつて、江戸期の庶民をヨーロッパの訪日した人々が、「暮らしは貧しいが、精神性は高い」と評したという。
今の日本社会、マスコミと、かつてはいい、今マスメディアと表現は変わったが、当時「マスごみ」と揶揄されていた時より、むしろ、その報道姿勢、番組制作、CMに対する自主規制、どれをとっても劣化しているといわれても仕方あるまい。
政治の国民生活を大切にするという点においても、韓国政府の姿勢を謙虚に学ぶ必要がある。
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