5月14日のしんぶん赤旗に掲載の不破哲三氏の”「科学の目」で原発災害を考える”が注目されている。
「原子力の利用をめぐる二つの不幸」として、①最初の実用化が核兵器だった(1945年の広島、長崎への原爆投下がアメリカの戦後政治のためだったことにも言及されている)
②動力炉も戦争目的で開発された として、米海軍が潜水艦の動力として原子炉の開発を急ぎ、1954年に原子力潜水艦ノーチラス号が進水した という。安全よりも戦略的な動機が大きく優先していた。
これを、十分な安全性や、使用済みの核燃料の保管、管理のメドも、技術も持たないまま、急いで民間の発電所に転用したのが、原子力発電所という。
菅内閣の成長戦略の中に、原発を海外に売り込むというのが、財界の要望を反映する形であったと聞く。
福島第1原発の対策のメドが見えないのが実態だ。
原発をゼロにしていく、という決意と、今ある施設、核燃料(使用済みを含む)などの安全優先の管理体制が必要との指摘を真摯に受け入れなければならないだろう。
左の画像は今朝のしんぶん赤旗の記事。
写真は5月14日のしんぶん赤旗の冒頭に紹介した記事中のものです。
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