町立図書館で借りていたDVDで映画「サウンド・オブ・ミュージック」(1965年公開)と「屋根の上のヴァイオリン弾き」(1971年公開)を見た。
どちらも社会性(ナチス・ドイツのオーストリア併合)(ユダヤ人迫害)があり、優れた作品であることは言うまでもない。
アメリカの映画や舞台、ミュージカル文化の優れた面をみる思いがする。
アメリカでは、戦後、「赤狩り」と呼ばれる思想弾圧が映画関係者などにも大きく行われ、作品の面でも大きな影響があらわれたという。
その後のレーガン、ブッシュ大統領の実行した政策が、その当時から以後の映画作品にも影を落としているように思える。
2001年9月1日の同時多発テロと「テロとの戦い」を最優先課題として軍事費を急増させ、教育・福祉の予算を大幅に削っていった流れ、「米国愛国者法」などもアメリカ文化の優れた面を後退させていく役割を果たしたのだろうと思われる。
米国では、教育予算の削減で、学資ローンが卒業後、定職につけずこれが借金として膨らむなどの例が急増し、軍隊への入隊を余儀なくしなければならないケースも増加しているという。
我が国の政治・経済をこうした流れに導こうとする動きに敏感でなければならないし、機敏な対応が必要なのだと思う。
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