今日、午前ラジオで聞いた。(後で新聞社やNHKのホームページなどで確認した内容もある)
米ボストン コンサルティンググループが10日、世界の100余りの資産運用会社への調査などをまとめたものを公表したもの。
世界の1%に満たない富裕層(金融資産を100万ドル(9100万円)以上を保有する個人)が2009年末で1119万人だった。
1年前から14%増で、金融危機前の2007年末の水準近くまで回復し、リーマンショックから立ち直っているといえる。
トップはアメリカで、470万人余り(前の年より14%増)。
日本は123万人で、世界2位の座を維持したが1%増にとどまったという。
3位の中国(67万人、31%増)やアジア諸国での増加が目立つという。
4位はイギリス、5位はドイツという。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100612/k10015068331000.html
はNHKのネットでの報道。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010061290015849.html
は中日新聞でのネットでの報道。
参照してみてください。
世界人口の50%は貧困層といわれている。
日本の貧富のありかたは近年、大きく様変わりした。
以前のように、まじめに働いていれば、貧困にならないと単純にいえない状況が作られ、
働きたくても、正規雇用の職場での採用が狭い門になっている。
正規雇用があたりまえの社会に戻していかなければならない。
税や社会保障の負担を富裕層や高利益をあげる大企業にもとめていかなければ、貧富の格差はひろがるばかり。
富める者はますます富み、貧困にあえぐ者はその連鎖から抜け出せない。
消費税の増税は、明らかに富の再分配率を悪化させるのは当然。
果たして日本の国の貧富の状況は、このデータからみても、異常だし、税収減といって庶民に増税を押し付ける根拠を根底からくつがえしている。
財政が悪化しているといっても、日本のこうした富裕層の存在や担税能力を抜きに議論を組み立てることが、そもそも出発点から間違っている。
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