2009年2月25日水曜日

”市場原理主義の幻想” 与謝野財務相が竹中氏批判

 今日のしんぶん赤旗8面に上の見出しで次の記事がありました。

 与謝野馨財務相は24日の衆院財務金融委員会で、竹中平蔵元総務相が小泉政権時代、市場競争の末に富が一部に集中しても、そのおこぼれを貧困層も享受できるとする「トリクルダウン効果」を主張していたことについて、「人間の社会はそんな簡単なモデルで律せられない」と一蹴(いっしゅう)しました。
 
 与謝野氏は、米国でも経済危機への対策で弱者救済に取り組んでいると指摘。
 「市場原理主義の人が幻想のように思っていた、物事はルールですっぱり切っていくんだという考えは、米社会にすら適用されていない」と皮肉りました。

 「小さな政府」を推進した小泉・竹中路線については「労働力の流動化に対応するセーフティネット(安全網)をどうするかを、この十年間怠ったと言われても仕方がない部分があった」と述べ、労働者派遣法の「改正」など雇用の規制緩和に行き過ぎがあったとの認識を示しました。

   

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