2012年2月8日水曜日

産業建設常任委員会で県下の平池、加古大池を視察

昨日、産業建設常任委員会でため池の利活用の先進地視察を行なった。

最初の写真は見学に立ち寄った、加西市の長倉池。古墳の玉丘史跡公園に隣接して展望するデッキがある。

2から7枚目の写真は、加東市役所(社庁舎)で説明を受けた後、訪れた平池公園。
旧社町時代の昭和55年から計画し、58年から工事着手し、30年が経過しているという。
土地基盤整備(ほ場整備)で農村としての安らぎの情緒が失われていった時、都市公園としてため池の利活用をはかる整備として取り組まれたと聞いた。

有名な大賀蓮(ハス)は鳥取県農業試験場から譲り受けられたものと聞いた。

また、ハナショウブは減少し消えかかっていたが、最近、相談に訪れた加西フラワーセンターから新たに譲り受けることができたと聞いた。

取り組めば、道は開けるとの感がする。

整備の費用負担を水利関係者に求められなかったと聞いた。

管理費用は、シルバー人材センターとの契約でごみ対策などで年間200万円、トイレの維持管理、光熱費で65万円程度とのことだった。

遊具、児童館、図書館が併設されている。


次いで午後、稲美町の加古大池管理棟で説明を受けた。

最後の写真が加古大池の管理棟付近からのもの。

昭和63年から平成13年までの間、利活用工事として9億2552万8千円(国50、県32.町18%、地元負担なし)で、これとは別の予算立ての堤体補強工事とあわせて行なわれたとのこと。

シャワー、更衣室をかねた部屋が3室あり、月曜以外は100円で利用できるという。

水泳、水上バイクは禁止だが、ウィンドサーフィン、カヌー、カヤックは年中可能という。

管理費用は年間約300万円でシルバー人材センターに月曜定休の9時から17時の間、管理にあたってもらう費用165万円、ほか光熱費、浄化槽管理費、警備費などとのこと。

5年間で120万円の補修費がかかったのは内装の木質部等の補修の費用が大半と聞いた。

別に天満大池にトイレが設置されてりるが、この維持管理費は年間10万円以下と聞いた。

住民に、また来訪者に無料で憩いの場、ウォーキングの場が提供されている点、地元負担なしに工事が行なわれた点などが共通していた。










0 件のコメント: