ジョルダノ・ブルーノ(1548年-1600年)はドミニコ会の修道士で、「宇宙は無限」との説を曲げず、コペルニクスの地動説を擁護したことにより、異端として火刑に処せられ、遺灰はテヴェレ川に投げ捨てられたという。
自説の撤回を断固として拒否したと伝えられている。
思想の自由に殉じた殉教者とされている。
振り子の等時性や洛体の法則(重さに関わらず、空気抵抗を除けば同じ高さから落とせば同時に着地する)を発見し、自身の製作した望遠鏡で天体観測し、地動説を擁護し、宗教裁判にかけられ、軟禁生活を69歳から77歳まで余儀なくされたガリレオ・ガリレイ(1564年ー1642年)。ジョルダノとは16歳の年齢差で同時期を生きた時期があった。ガリレオが35歳の頃にジョルダノは処刑されている。
ガリレオ自身、敬虔なローマ・カトリック教徒で二人の娘を修道女としたという。
アリストテレスの説いた天上と地上は全く異なった別世界で、運動法則も全くちがうという説は教会の教義に一致しており、これを覆す説は、当時のヨーロッパ社会では絶対のタブーであったという。
自然科学と社会科学の歩みについても考える。
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