2009年11月20日金曜日

あまりに暴論、あまりに・・・  民主党政権の事業仕分け

民主党主導で国家予算の「事業仕分け」が進められているが、本当のムダ(ヘリ空母やミサイル防衛などの軍事費の縮減や米軍基地への思いやり予算、大企業・大資産家への行き過ぎた減税)は議論の対象にもせず、福祉、教育など国の責任で充実が必要な分野で縮減をはかろうとする姿勢が明らかになってきた。(以下、今日のしんぶん「赤旗」記事を読んでの雑感)

診療報酬の引き下げが病院経営を悪化し、結局患者にツケがまわってくるという問題を見ずに、医療体制が守れるのか。

入院時の食費や居住費(ホテルコスト)を引き上げの方向での「見直し」の判定になったという。
16か月連続で給与水準が下がっているという報道を御存知か。
生活苦がすすんでいるもとで、病気治療も負担増では、民主党の「生活第一」のスローガンは単に選挙対策のものだったということを自ら証明しているようなもの。

「事業仕分け」作業を統括するという民主党の枝野幸男衆院議員の「「保育園、幼稚園、小学校の教育、読書といえばベネッセがある」との発言で「子どもの読書推進活動」が「廃止」の判定が下されたという。
公教育、子どもの発達への行政の役割・責任をなんと考えているのか。また「子どもの貧困」が大きく問題になっている上での政治家としての発言だけに、許せない。

仮に他の民間などの委員のそうした発言があった時に、政治家として、「そうした見解を行政として受け入れられない」と抗議し、しりぞけなければならないと、私は思う。

宇宙飛行士の毛利衛さんが館長を務める日本科学未来館についても、毛利さんの「努力して努力して努力して今(来館者)90万人」との説明に民主党の蓮舫参院議員が「大変な努力ですけど、やっぱり赤字なんですね」と発言したという。
そして財務省の意向にそって「予算縮減」の判定となったという。

「仕分け人」の人選で「小泉改革」の推進者が指摘されているが、民主党議員がその主張をさらに加速、・援護する図式だ。

いっそう、日本共産党の主張をわかりやすく、多くの人に理解してもらう必要があると痛感した。
このブログの右側にある、党・しんぶん「赤旗」のホームページもご覧ください。

「採算性」

0 件のコメント: