2009年11月3日火曜日

ルノワールと葛飾北斎

今日、午後、ルノワールの特集番組を見た。

親交のあった画商、子息がルノワールの人となりを回想するとともに、足跡を画業でたどるもの。

78歳で亡くなる直前まで、リウマチに冒され、車いすで、不自由な手をひもで縛って絵筆で操り、立派な作品を描き続けた。

子息が回想されて、亡くなる直前にアネモネの絵を描きあげて、筆を受け取ってくれと合図、して「(絵が)やっとわかりかけた気がする」と言われたという。

日本の葛飾北斎は90歳で亡くなったが、死の直前まで絵について創作や後進への手引き(教本)の仕事をし、亡くなる直前に「せめて後5年生きたい」といったと伝えられている。

「明るい作風」とか生き方などに共通するものを感じた。

ルノワールは若い時期に画風というか、技法について悩み、イタリアの遺跡のフレスコ画やずっと以前のラファエロだったか、宗教画に触発されたことが紹介されていた。

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