1 食育の推進について
当町の小学生で肥満傾向がみられるといわれてきた。要因分析はどうか。近年、夏休みの期間、家庭で過ごす子どもたちが冷蔵庫などの、あるいは自販機やコンビニ、食料品店などで砂糖を多量に含む清涼飲料水を1日数回飲むことが、夏の時期のアイスクリーム、氷菓などの摂取と重なり、肥満や糖尿病のリスクを高めているということが指摘されるようになっているが、保護者、子ども達自身への啓発は十分行われているか。手元に国内で以前から販売されている有名な炭酸飲料でない清涼飲料水の栄養成分表示で100mlあたり炭水化物11.1g、一方国際的に有名な炭酸飲料の同じく100ml当たり11.3gの写しがあります。ここでの炭水化物は砂糖と同一といわれています。一般的なガラスコップ一杯すりきりで180mlとのことですから、ガラスコップに移して飲んでも1回に150ml程度は飲むとするなら軽く16g以上の砂糖摂取ということになります。砂糖大匙1杯が9gということから考えても、成人の場合以上に全体の食事量が少ない子どもの場合のこうした清涼飲料水についての保護者、子ども達自身への啓発はきわめて大切と考えるものですが、いかがでしょうか。
食育の推進にあたり、減塩についてさらに充実を図るべきではとの意見を表明してきました。
小学生の時期の食習慣や食に関する身につけた知識はきわめて大切である。献立をハガキ程度の大きさのイラストや絵のカードを組み合わせて主菜、副菜、副副菜、汁物、主食という一汁三菜の組み合わせを机上でシミュレーションできる教材的なものがあれば、楽しみながら、塩分やカロリー、栄養バランスの面でカードの裏に適切な表示があるなどの工夫によりより身近に学習できるように考える。こうした食育グッズは現在あまり出回っていないようだが、小中学校、高校、大学にもカード作成の協力をよびかけるなどの取組はどうか。自分の好きなものだけを組み合わせると、具体的にどんな問題が起きるのか、といったことを理解してもらうことが大切と考える。
こうした面で、愛知県東郷町のホームページで紹介されているイラストを使って子どもに語りかける内容の記事は参考になると考える。国立循環器病研究センターはホームページで食事療法について、で 1.予防と改善のための食事療法 に続いて
2.減塩について との項を置き、「食塩は(これはナトリウムと読み替えていいものと思われます)血圧を上げる作用があり、塩分のとりすぎは動脈硬化を促進する要因となります。また、体に多くの塩分がとりこまれると体内の塩分の濃度が高くなり、これを薄めようとする作用が働いて、水分の排出が妨げられます。このために体の中に水分がたまり、心臓に負担をかけたり、むくみの原因の1つとなったりします。」と記述しています。
さらに同センターの減塩食のホームページでは「欧米諸国では、一般の人の1日の食塩摂取量として、6グラム未満が推奨されています。我が国の高血圧治療ガイドラインでは、高血圧の人に対しては、6グラム未満を勧めていますが、血圧が正常な人にとっても1日6グラム未満を心がけることが勧められます。ほとんどの日本人は必要量をはるかに超える食塩を摂取しています。減塩に対する正しい認識を広め、自治体、食品業界などが協力して減塩を進め、日本人の生活習慣を改善していかなければなりません。」としています。
成人病対策として東京都板橋区では先進的な取り組みがされており、参考にすべき内容が多いように考える。
ライフステージという形で0~5歳、6歳~19歳、20歳~64歳、65歳以上という4つの年代グループごとに啓発の重点や分野ごとの目標が示されている。
特徴的なのは0~5歳児に睡眠の大切さ、具体的に遅くても9時までに寝ることを呼びかけている、6歳~19歳でたばこの害や飲酒の問題点を啓発しているという点です。
また板橋区では外食する人が多いことから、総菜屋さんや飲食店にメニューや商品に含まれる栄養成分、塩分量を表示したり、野菜の摂取を促進する等の協力要請を行い、具体的な取り組みをする店舗を協力店としてステッカーで表示したり、区の広報等で紹介して支援する取り組みが行われている。特段の予算を用いずに大きな効果が生まれているようである。こうした取り組みについての検討はどうか。
現状分析と目標設定という面で、「食品表示を活用する」を板橋区では、現状値を小学生28.8%、中学生12.2%、高校生、未成年で12.5%、成人28.1%、65歳以上では53.4%ととし、目標値を65歳以上で64%に、他の年代では50%以上に引き上げることとせっていされている。
小中学校では、現状調査や教育の効果もあげやすいと思われます。特に小学生の分野での成果が板橋区でも顕著な様子がうかがえます。こうした取り組みを当町でも積極的にすすめてはと考えるものですが、いかがでしょうか。
学校での野菜の栽培や収穫して調理する取り組みも、当町で行われている例もあるようだが、野菜の生育を身近に観察してそれを調理する取り組みもカボチャ、ナスなど栽培しやすいものを選んでさらに拡充する取り組みなどはどうか。
2 巡回バスについて
高齢者の自動車運転における事故の多発が報じられている。医療機関や買い物など、一方で外出が健康や要介護予防、認知症予防に大きな効果があることもいわれている。巡回バスの川東での定時路線化を繰り返しもとめてきたが、現実に姫路北病院からの利用がほぼ恒常的にあるのであれば、この路線、系統について定時路線化を試行的に検討することは可能ではないかと考えるが、どうか。
現実に今動いている状態から無理のない範囲でできる部分から試行してみる、あるいは1台増やして全体として定時路線化をはかるなど、速やかな対応をもとめるが、どうか。
定時路線化が当面むりであるなら、30分前からできるという電話予約の要領の周知を再度はかるべきだ。
3 交通安全対策について
横断歩道の夜間照明で事故多発地点は速やかにより明るい照明に改善すべきと考えるが、どうか、横断歩道の路面の白線が消えかかるなど起こりがちだが、交通量の多い箇所では照明を明るいものに改善することについて、どうか。
4 結婚支援について
婚活サポートという形で出会いの場を提供しても、なかなか成果が全国的に生まれにくい傾向のようである。個人情報の保護に留意しつつ、カウンセリングやセミナーを広域的に取り組むといった面でのサポートは検討できないか。
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