政治の劣化と小選挙区制について、以前から関連付ける論調はあったと思う。
1選挙区に1人の当選者しか選出しない小選挙区制が導入されてからそのマイナス効果は現実となっている。
政党間の支持率と議席占有率の問題がある。
さらに政権党(比較多数の議席を占める党)内で政権に批判的な政治家が党の公認を得られなくなることを恐れて、党内での議論がつくされない傾向が強まる問題を田原総一郎氏が、「集団的自衛権の閣議決定」に関わって指摘されていたのをラジオ番組で聞いた。
田原氏のこの面での指摘は重いと思う。(他の問題での見解はともかくとして)
政党政治と議会制民主主義による国民主権のありかたという面でも、時の政権の暴走を止める働きという面でも、小選挙区制の弊害は、今大きく論じられなければならない問題と思う。
画像は今日の「しんぶん赤旗」の1面の記事。
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