統計の数値(数字)のマジックということがよく言われる。
うわべだけの数字が実態を覆い隠すことが往々にあるということだが、今回の政府の労働力調査は経済の深刻さを浮き彫りにしているよう。
今回の総務省の労働力調査では、2010年9月~12月と2011年9月~12月の比較で、失業者数が約39万人減っているが、就業者数も約19万人減っている。
このことから、調査を行なった政府自身、「経済情勢の悪化により、一部の失業者の求職意欲が低下し、「非労働力化した可能性が考えられる」と分析しているという。
以前から日本の失業者数の統計が実態より低く表れると言われてきたが、きわめて深刻な事態だ。
消費税増税など、論外でもっと雇用の確保、創出・安定につながる有効な政策の実行こそもとめられている。
(画像は今日(2012年5月9日)付しんぶん赤旗6面掲載の記事)
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他の大手新聞もTVの報道番組もこうしたデータ(資料)はきちんと国民の目に届くよう、報道する責任があると思う。
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