2009年10月30日金曜日

子どもの現状の背景にあるもの

きょう、福崎小学校で行われた「人権教育実践発表会」に出席した。

1年生から6年生まで、各1クラスで「道徳」の公開授業を見た。

各学年ともそれに応じたテーマで授業を組み立てられていると思った。

その後、全大会で、学校としての実践発表、総括指導助言などを聞いた。

教育長が指摘した、「自己肯定感を持てない子どもが最近増えている」という問題。
小学校6年生と中学3年生の学力テストと同時に行われたアンケート調査にもとづいての話だったが、劣等感とは問題が異なる、深刻な傾向が全国的に広がっている。

子どもとの親の接し方や、テレビを家庭で長時間見ている、夜更かしと朝寝坊で1日のリズムがきちんとできないことなどが指導助言でも言われた。
育ち盛りの朝食抜きの弊害は論を待たない。

貧困の広がりと切り離して議論すると、親のしつけや責任だけの追及で終わって、結局、親を教育しなければということで終わりがちだ。

社会的背景を抜きに今日のこうした問題は語れないとの感想と、そうした環境での学校現場でのいっそうの分析や実践の取り組みが大切だと思った。

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